A6 大学教育改善とP2M : FD(Faculty Development)を対象にして(ミッション方法論研究/プロジェクト組織研究トラック,「P2Mミッション達成型プロジェクト・プログラムマネジメント」-東日本大震災と福島原発事故の検証-)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文では,FDの方法論にP2Mの概念を適用することで,FDの方法論的整備を試みた.著者が京都大学で進めているビデオ教材を用いたFDの方法に,コミュニケーションマネジメント,バリューマネジメント,ナレッジマネジメントの概念を適用し,その方法論的な意義と課題を明らかにした.まず,FDビデオ教材(1)の考察では,教育はマネジメント的側面だけでなく,生成的側面にも目を向ける必要性を指摘した.次に,FDビデオ教材(2)の考察では,教員ワークショップに実践コミュニティの概念の適用可能性が高いことを指摘した.さらに,それら2つを活用したケース教材の考察では,ケースメソッド教育と知識創造理論のSECIモデルが有機的に関連することを指摘した.
- 2011-05-14
著者
関連論文
- ものづくりにおける利用者参加の諸モデル
- B-5 ものづくりにおける利用者参加の諸モデル(学際・異種領域融合のアプローチトラック,サービス化社会における知識結集型プロジェクトマネジメント-イノベーションとサステナビリティの基盤と方法-)
- 日米間の遠隔協同授業における日本側学習者の英語学習への状況論的アプローチ
- インターネットを利用した異文化交流カリキュラムにおける学習様相の解明 : 活動理論に依拠することによって
- インターネットを利用した国際協同カリキュラムにおける学習者の学習過程の記述 : 活動理論を援用することによって
- 新学習指導要領における情報モラル教育の位置づけと情報倫理教材(インターネットと情報教育-シングルセッション,インターネットと情報倫理教育,一般)
- 新学習指導要領における情報モラル教育の位置づけと情報倫理教材(インターネットと情報倫理教育-シングルセッション,インターネットと情報倫理教育,一般)
- 新学習指導要領における情報モラル教育の位置づけと情報倫理教材(インターネットと情報教育-シングルセッション,インターネットと情報倫理教育,一般)
- コミュニケーションを意識させる遠隔ゼミの授業デザイン
- フィールド情報学の創生とその手法的特徴
- C-8 フィールド情報学の創生とその手法的特徴(組織力向上,日本発信の仕組みP2Mコンセプト明確化と発展的展開-イノベーションを促進し、競争力再生と人材育成に貢献する-)
- 京鳴バーチャル教育大学(KNV)実践における学び(2)
- 遠隔・議論型授業における学生の自生的学び : 京鳴バーチャル教育大学(KNV)実践を通して
- A6 大学教育改善とP2M : FD(Faculty Development)を対象にして(ミッション方法論研究/プロジェクト組織研究トラック,「P2Mミッション達成型プロジェクト・プログラムマネジメント」-東日本大震災と福島原発事故の検証-)
- C-3 FDとプロジェクトマネジメント(P2M事例研究トラック)
- 研究室コミュニティ論の構築に向けて : 研究室に関する参加, 移動, 創発のモデル
- 高等教育における映像制作活動への関係論的アプローチ : 京都大学全学共通科目の授業実践を事例として