あい風の正体
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
あい風という風が、日本海沿岸の各地で知られている。あい風はそれぞれの地の地形や気象で決まる局地的な風であり、風向も同じではない。しかし、各地のあい風には、A)海から幸せを運ぶ好ましい風、および、B)北前船のノボリの順風、という二つの共通な特徴がある。あい風の風向が、北海道から、東北、北陸、山陰と南下するにつれて、北寄りから東寄りの風にかわる事実は、特徴AとBによって説明される。あい風の典型例として、石狩のあい風が調べられた。石狩のあい風は、江戸時代初期、おそらく300年以上前から始まった物資の輸送や人々の交流、移住の歴史の中で、特徴AとBに沿うように生まれ、育まれてきた。石狩のあい風は、春、夏、秋に吹くさわやかな北寄りの風であるが、気象学的には、典型的な海風であることが、気象データの解析とドップラーライダーの観測から明らかにされた。
著者
関連論文
- 平行線路電極を用いた表面付近の積雪の誘電観測
- 雪氷混相流の研究 III : 雪氷粒子と空気との相互作用
- 雪氷混相流の研究 II : 気相雪氷混相流の実験装置と内部構造
- 雪氷混相流の研究 I : 雪氷混相流の定義と分類
- 札幌の平地積雪断面測定資料報告 : 昭和47〜48年および48〜49年冬期
- 札幌の平地積雪断面測定資料報告 : 昭和44〜45年・45〜46年および46〜47年冬期
- IGSシンポジウム2000参加報告
- 雪崩衝撃力の周波数解析による大規模雪崩の内部構造
- 圧雪路面における氷膜の形成過程
- 低速度における氷・氷摩擦係数の測定
- 氷の高速度衝突と破壊
- 鳴き雪研究事始め
- 氷・氷摩擦係数の垂直応力依存性
- 氷・氷摩擦係数の測定
- 融点近傍における雪および霜の誘電的性質
- 氷の構造と生成機構
- 氷の物理と化学国際シンポジウム(PCI-96)
- 「湯と水くらべ」のサイエンス
- 宇宙雪氷学誕生のころ
- 功績賞を受賞して
- 日本の雪氷学と世界の雪氷学のバランス
- 雪の結晶の中の気泡
- 氷薄片試料の化学的無歪加工法
- 氷の低周波誘導電測定
- 氷の表面電気伝導度の測定
- 道路雪氷の消耗過程の特性
- 林檎園の積雪とわい化樹周りの積雪構造
- 道路雪氷の熱収支特性
- 道路雪氷の構造と新分類
- 模型雪崩実験装置による衝撃力の測定
- 雪氷混相流の研究 IV : 停止と堆積
- カーリングと氷物性
- 雪の圧縮粘性とその気候学的意味(第1回南極気水圏シンポジウム)
- 南極氷床における結晶粒成長(第1回南極気水圏シンポジウム)
- 吹雪における雪粒子の衝突・反発・射出
- 加圧焼結現象としての雪の圧密の研究 (I)
- 凍土の誘電的性質の測定
- 雪粒子と氷粒子の物性
- 高速煙り型雪崩
- 氷の中の気泡
- 雪のさざ波模様形成の風洞実験
- 最大エントロピー法による雪密度のスペクトル解析
- 雪と雪・金属混合物の熱伝導度
- 判別分析による吹雪発生の臨界条件算出の試み
- 三次元地形における雪崩運動の数値計算
- 電気容量法による雪氷混相流密度の時間変動の測定
- 吹雪における熱伝達係数の測定
- 融雪による積雪内固体粒子の移動
- あい風の正体
- 第2回雪氷物性シンポジウム : まえがき-雪氷物性シンポジウム開催の経緯
- 吹雪における雪粒子の運動の観測
- 氷の反発係数の測定
- つららの研究 II : 波模様・つららのとげ・曲ったつらら
- つららの研究 I : つららの構造と成長の一般的特徴
- 流動状態の雪の研究 II : 流動状態の雪の粘性係数と熱伝達係数
- 流動状態の雪の研究 I : 流動状態の雪の生成とその一般的性質
- 極地の氷の電気的性質 I
- Studies of the Dielectric Properties of Ice Grown from KCI Solution
- 塩素を含む単結晶氷の誘電的性質
- 塩化カリウム氷の誘電分散 IV : 低濃度氷の誘電分散
- 塩化カリウム氷の誘電分散 III : 高濃度氷の誘電分散
- 氷の内部融解と表面融解の観察
- 塩化カリウム氷の誘電分散 II : 低温領域における誘電分散
- 塩化カリウム氷の誘電分散 I : 高温領域における誘電分散
- 水氷界面における気泡の発生と捕捉
- 106 有機星間塵の衝突・付着成長に対する蒸発変成有機物の効果(セッション1)
- P426 固体粒子の付着成長に対する有機物の効果(セッション4-B(ポスター))
- ムペンバ現象の検証実験
- カーリングの実験的研究 : カーリング・ストーンのカール比の測定