「キャリア教育の現状に関する調査」報告
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概要
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本稿では,高校におけるキャリア教育の現状と,教育現場が直面している課題を把握し,今後の方向性を模索することを企図して,全国の普通科高校(全数)を対象に実施した調査票調査の結果を,単純集計を中心に概観している。得られた知見は,以下の通りである。インターンシップは,事前指導に力を入れており,学外との連携も進んでいる一方で,関係者の共通理解とカリキュラムに課題を残している。職場見学は,事後のフォローを重視しており,インターンシップに比べると手軽に実施され,大きな問題点も自覚されていない。知識教育は,実施時間が10時間までというのが一般的であり,上級生になるにつれて実施時間が減少し,内容が多様化している。また,卒業生との連携を主軸とする様々な協力関係も活用されている。
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