オーバレイルーティングがISPの接続戦略に与える影響に関する一検討(一般,高度プロトコル・ネットワーキング技術(IP及び高位レイヤルーチング・フィルタリング,マルチキャスト,品質・経路制御,IPNWの利用技術(P2P,P4P,オーバレイ,SIP,NGN),ネットワークシステム関連技術(システム構成法,インタフェース,アーキテクチャ,ハードウェア・ソフトウェア・ミドルウェア),一般)
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概要
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インターネットは様々なインターネットサービスプロバイダ(ISP)が運営している数多くのネットワークから構成される。ISPのトラヒックと経済的側面の関係は主にISPのルーチングポリシーによって決定される。しかし近年、アプリケーション層においてトラヒックルーチングを行うオーバレイルーチングが急速に普及しており、ISPのルーチングポリシーとの関係が注目されている。そこで本報告では、オーバレイルーチングがISPに与える経済的影響、およびISPが他のISPと接続を行う際の戦略について考察する。について調査する。そのために、簡易なISPネットワークに基づくISP相互接続ビジネスモデルを導入し、様々な状況におけるネットワークのトラヒックパターンをモデル化する。その後、そのビジネスモデルとトラヒックパターンを組み合わせることで、Bill-and-Keepピアリングおよびpaid peeringを用いたISPのコスト削減について検討する。加えてISPがピアリング戦略を増強する動機について議論する。
- 2011-05-12
著者
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谷口 義明
愛媛大学大学院理工学研究科物理学専攻
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長谷川 剛
大阪大学サイバーメディアセンター
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谷口 義明
大阪大学サイバーメディアセンター
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中野 博隆
大阪大学サイバーメディアセンター
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谷口 義明
大阪大学大学院情報科学研究科
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Shao Xun
大阪大学大学院情報科学研究科
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Xun SHAO
大阪大学大学院情報科学研究科
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