人材分散による中小企業のリスク軽減策について(<特集>大震災とテレワーク)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
東日本大震災は日本経済に大きな影響を与えたが、さらに、計画停電や電力不足対策といった問題が発生し、震災は極めて大きい爪痕を残した。大企業のみならず中小企業においても事業継続計画(BCP)策定の重要性は高まっているが、BCP策定とともに事業継続性を高める上で日常的に震災などの影響を受けにくい組織体とすることもまた求められる。このひとつの解決策として人材の分散配置があるが、これを実現するためにはテレワークの活用が必須である。特に、営業、研究・開発・設計、企画・調査・広報、情報処理、人事・労働・総務といった情報を取り扱う職種ではテレワークに適している。しかし、中小企業はリソースが不足しており、現在要員によるテレワークにふさわしい業務分担への再整理は困難であり、単純にテレワークを導入すれば良いという状況ではない。このため、業務の抜本的な見直しを行うとともに、外部リソースの活用も含めた検討を行うことが肝要である。
- 2011-10-01
著者
関連論文
- 地域BCPの概要と課題 (特集 事業継続計画(BCP)とテレワーク)
- 地域BCPの概要と課題(事業継続計画(BCP)とテレワーク)
- 産業集積地域(製造業)におけるBCPとテレワーク(論文部門)
- 人材分散による中小企業のリスク軽減策について(大震災とテレワーク)
- 中小企業の人材分散によるリスク軽減について(論文部門,「中小企業のためのテレワーク」及び「震災とテレワーク」)
- 中小企業のテレワーク連携を支える要因について(論文部門,「活力」〜震災復興そして発展に向けて〜)
- 第2回JobCastingフォーラム(ジョブ・キャスティング研究部会)
- オフィス閉鎖型テレワークの電力削減効果の検証(研究部会企画論文セッション,企画/部会セッション部門,「活力」〜震災復興そして発展に向けて〜)
- オフィス閉鎖型テレワークの電力削減效果に関する研究