膝関節伸筋群における総腓骨神経反射の解析方法の再検討とその姿勢依存性への適用
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概要
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The present study investigated methods of analyzing reflexes in the thigh muscles following the common peroneal nerve stimulation (CPN reflex). We obtained three different measurements to evaluate the magnitude of the CPN reflex, i.e., (1) peak-to-peak amplitude of the reflex calculated from non-rectified and averaged surface electromyographic (EMG) signal (PTP), (2) area calculated from non-rectified and averaged surface EMG signal (NRA), (3) area calculated from rectified and averaged surface EMG signal (RA). We also investigated to what extent the CPN reflex was modulated depending on posture while sitting in an armchair (Sit), standing still (Normal) and standing in positions mimicking the early (Early) and late stance position (Late) during walking. The participants were thirteen neurologically intact healthy volunteers (age 21-31 yrs.). The subjects were asked to perform isometric knee extension at 5-40% of the maximum EMG activity in the vastus lateralis (VL). The magnitudes of CPN reflex calculated by different methods were well proportional to the background EMG activity (BEMG), except for the RA in VL. However, correlation coefficient between the magnitude of the CPN reflex and BEMG was higher for PTP and NRA than for RA. The correlation coefficients between PTP and NRA were more than 0.9 for all muscle. The PTP during different postures showed posture-dependent modulation. These findings suggest that PTP could be an optimal method of evaluating the excitability of the CPN reflex, and useful to investigate posture-dependent modulation of the CPN reflex.
- 2011-07-30
著者
-
小宮山 伴与志
千葉大学
-
小宮山 伴与志
東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科:千葉大学教育学部
-
笹田 周作
東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科
-
笹田 周作
東京学芸大学大学院連合学校教育研究科
-
笹田 周作
東京学芸大学大学院
-
宮尾 淳矢
千葉大学大学院
-
二橋 元紀
東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科
-
大塚 裕之
千葉大学大学院医学薬学府
-
二橋 元紀
東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科:千葉大学教育学部
-
宮尾 淳矢
千葉大学大学院教育学研究科
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