Web 画像を用いたカラーコンセプト立案のための参照カラー提示手法の提案
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概要
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情報化社会における消費者の購買プロセスは,AISCEAS(Attention(注意)→Interest(関心)→Search(検索)→Comparison(比較)→Examination(検討)→Action(購入)→Share(共有))の法則があるとされ,購買の決め手となる比較・検討においては,価格だけでなく,機能性や操作性,デザイン性が評価の対象となる.しかし,十分に比較・検討して購入に至った場合であっても近年は買い替えのサイクルが非常に早く,企業は多品種・小ロット化を実現してプロダクトサイクルを短縮せざるを得ない.この点から,近年では外観デザイン,特に,視覚訴求力が強く最小のコストで他商品との差別化を図ることが可能なカラーデザインにより商品の一新を図るケースが多い.本論文では,このカラーデザインを用いて新たな製品価値を生み出す製品開発に焦点を当て,販売効果の高いカラーデザインにおいて重要なコンセプト立案作業を支援する手法を提案する.本手法はカラーデザインの要素を「カラーの特性」,「商品コンセプト」,「トレンド」の3 つに分類し,これらの要素に基づいてデザイン開発者が求めるカラー候補を参照する.また,カラー候補の情報を実商品で閲覧するために,実空間と仮想像(CG)を融合させる複合現実感技術を用いた参照カラーの提示手法について述べる.
著者
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