高齢者のための携帯情報端末における使いやすい操作領域の推定
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概要
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日本の高齢化現象は社会や経済の活力を低下させるとして現代の深刻な問題となっている。この問題の対策として政府や自治体は、高齢者の再雇用や活性化、生活環境の改善などに情報システムやネットワーク技術の活用を検討してきた。本研究はこうした背景の中で高齢者を支援する1つの道具となりつつある携帯情報端末を取り上げ、高齢者における端末操作のしやすさについて述べる。著者はこれまでに高齢者がもつ固有の色特性を補正する手法を提案し、加齢レベルに応じた操作画面の調整により操作性の向上を試みてきた。本論文では、この色補正に加えて高齢者の運動能力の低下を補うために、操作時の位置ずれや反応速度の遅延について考慮し、高齢者にとって使用しやすい操作領域について推定する手法を提案する。
- 2013-02-00
著者
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