250 残留磁化ベクトルから見た静的・動的破壊現象 : フェライト酸化物を例として(OS09-04 材料・構造の衝撃問題4,OS09材料・構造の衝撃問題(2))
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概要
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動的破壊と静的破壊の違いを消磁後、破壊させた酸化物フェライト磁石の破面に逆磁歪現象として現れる残留磁束密度ベクトルの測定から検討した。温度勾配下一定速度で移動させるなどして準静的に破壊した試料の破面には、モードIを主とする破壊時の圧縮波によって生じる残留磁化ベクトルが、対応する両破面に対称に観察された。一方、分岐直後の高速破面においては、主としてモードIに対応する磁化ベクトルが、対応する両破面で非対称に現れ、き裂の加速減速や応力波の干渉に対応する複雑な変化を示した。他方、シャルピー衝撃試験における衝撃破壊における破面には、非対称ながら比較的単純な衝撃波による磁化分布が現れた。
- 2008-09-16
著者
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鈴木 泰之
三重大学大学院工学研究科
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鈴木 泰之
三重大工
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小竹 茂夫
三重大工
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小竹 茂夫
三重大学大学院工学研究科
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鈴木 泰之
三重大 大学院工学研究科
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小竹 茂夫
三重大学工学部機械工学科
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関澤 克哉
三重大工
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長谷 浩一
三重大工
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MIYAZAKI Hiroyuki
Mie University
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