信大衛星「こもれび」 : 森林観測及び可視光通信実証試験衛星(衛星応用技術及び一般)
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概要
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日本は国土の66%が森林であり,そのうち約40%が人工林である.現在,林業では,樹齢50年以上の木には間伐等を行って森林管理を行っている.高分解能の衛星写真により個々の樹冠を観測することで,宇宙から間伐の必要性の有無を判断することが可能である.信州大学では,5m分解能の光学系を用いて森林リモートセンシングを行い,特にヒノキの樹冠観測を行う人工衛星「こもれび」の研究を行ってきた.また,本衛星は技術試験として可視光通信を行うためのLEDを8個搭載している.本論文は「こもれび」の概要とミッションについてまとめたものである.
- 2011-02-17
著者
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橋本 英一
宇宙航空研究開発機構
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中島 厚
信州大学工学部
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岡本 賢太
信州大学工学部
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増田 秀和
信州大学工学部
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若山 裕記
信州大学工学部
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亀村 誠人
信州大学工学部
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酒匂 信匡
信州大学工学部
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橋本 英一
独立行政法人宇宙航空研究開発機構研究開発本部宇宙実証研究共同センター
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