陰部に発症したA群溶血性連鎖球菌による壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)の1例

元データ 2011-07-20

概要

連鎖球菌感染の内,特にA群溶血性連鎖球菌による壊死性筋膜炎は短時間に敗血症性ショック,多臓器不全から死に至る可能性がある重症感染疾患であり,救命には早期かつ適切な治療(壊死組織のデブリードマンと抗菌薬加療)が要求される.デブリードマンされた組織の鏡検にて連鎖球菌を認めた場合,それがA群溶血性連鎖球菌であるかどうかは,培養結果を待つことなく咽頭用の迅速A群溶血性連鎖球菌抗原検出キット(ストレップA)を用いることで予想することができる.今回我々は,この検査キットを使用することで早期にA群溶血性連鎖球菌感染症と判断し得た,61歳男性の陰部に発症した壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)の1例を経験した.その起炎菌の早期同定が,適切な外科的処置と抗菌薬の選択を可能とし,救命に繋がったと考えられたため報告する.

著者

太田 智則 亀田総合病院泌尿器科
久慈 弘士 亀田総合病院泌尿器科
江夏 徳寿 亀田総合病院泌尿器科
細川 直登 亀田総合病院総合診療・感染症科
鈴木 康一郎 亀田総合病院泌尿器科
直井 牧人 亀田総合病院泌尿器科
越智 敦彦 亀田総合病院泌尿器科
藤崎 明 亀田総合病院泌尿器科
岩田 健太郎 紫陽会原クリニック泌尿器科
志賀 直樹 亀田総合病院泌尿器科
岩田 健太郎 亀田総合病院 総合診療・感染症科
藤崎 明 国際医療福祉大学病院泌尿器科
細川 直登 亀田総合病院 総合診療・感染症科
太田 智則 亀田総合病院
船田 哲 亀田総合病院
志賀 直樹 亀田総合病院
鈴木 康一郎 亀田総合病院
久慈 弘士 亀田総合病院
江夏 徳寿 亀田総合病院
直井 牧人 亀田総合病院泌尿器科:(現)東邦大学医療センター佐倉病院泌尿器科
越智 敦彦 亀田総合病院
細川 直登 亀田総合病院 総合診療・感染症科

関連論文

▼もっと見る