7-99 雪国の町並み : 雁木通りを活かしたまちづくりの手法について(奨励研究,計画系)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は、雪国の町並み雁木通りを活かしたまちづくりの手法について検討した。判明した諸点は以下の通りである。雁木通りを活かしたまちづくりは、町並みの近代化を目的とした高田のサンサン通り建設に始まる。しかし昭和50年代後半を画期として、旧来の雁木通りを強く意識した住民主体のまちづくりに変わった。例えば黒石では小見世通りを保全整備し、さらに「津軽こみせ駅」などを設けて町の活性化を図り、また塩沢では町並全体を歴史的景観に整備し、さらに糸魚川も木造雁木通り「ありがたや通り」を整備したが、いずれも"にぎわい"を創出するに至っていない。そのため雁木通りを活かしたまちづくりをするためには歴史的にみて、宿駅と市場の機能を重視するなど、雁木通りが建設された町とのタイアップが重要である。
- 2011-07-10
著者
関連論文
- 9-1 加賀百万石の城下町金沢と奥州伊達の城下町仙台における町並『元禄期金沢城下風俗図』と『増補行程記』(計画系)
- 9-1 加賀百万石の城下町金沢における町家意匠の形成と雁木通り(計画系)
- 9-1 近世後期の柏崎における町家の建築申請と町並景観(計画系)
- 135 港町酒田における小間屋通りの権利形態と私的利用(掲載論文,資料研究論文)
- 7288 日本における雁木通りの残存状態について : 各市街地における残存形態(建造物・施設と都市形成,都市計画)
- 9-1 近世町家の原型としての「間口一杯に見世棚を設けた町家」(計画系)
- 7-99 雪国の町並み : 雁木通りを活かしたまちづくりの手法について(奨励研究,計画系)
- 162 日本における雁木通りの残存状態について : 雁木通りの消滅化率(掲載論文,資料研究論文)
- 日本における雁木通りの残存状態について
- 7033 日本における雁木通りの残存状態について : 各市街地における断続形態(歴史的市街地の再生と持続的活用,都市計画)
- 7531 定期市と雁木通り : 近代の三条を中心に(商業空間,都市計画,2012年度大会(東海)学術講演会・建築デザイン発表会)