胎児心音胎児監視装置の技術復元および改良

概要

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胎児監視の装置技術において一旦廃れてしまったかに見える胎児心音信号にもとづく胎児心拍監視の技術および装置を復元、また改良し、特定の場面では超音波ドプラ方式より有利であり得る事を実証実験により証明し得たのでその概要を報告する。この方式技術は基本的には大変原始的、ないしローテクの範疇に収まる物であり、特にこの目的に特化されたマイクロホンないしトランスデューサーおよび適合する初段低雑音増幅器がありさえすれば、続く信号処理および結果の利用は汎用技術で賄える。さらに後段が適応自己相関方式であるドプラ胎児監視装置ならばそのドプラオーディオ信号段階ないしエンベロープ信号段階にフィルタされレベル調整された胎児心音信号ないしそのエンベロープを代用注入する事で全く問題なく実施できる事も実証された。かかる代用ないし共用はドプラ受信機の方式設計を工夫すれば受信トランスデューサー端子から始まって切り替え回路なしに実現できる事も示された。陣痛発来以前の静かにしていられる妊婦に関しては、院内または在宅でのノンストレステスト等において、所要ハードウエア量や装置の複雑さ、また手技の容易さの点で本方式の方がドプラや腹壁誘導胎児心電より有利である事が示唆される。
2011-01-20

胎児心音胎児監視装置の技術復元および改良

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