教育現場での実践に向けたプログラミング実行環境「ますめ」の試作
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概要
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高等学校では,情報と情報技術の科学的理解とその活用を目的として,モデル化とシミュレーションを題材とした教育が行われている.そのプログラミング環境としては,初心者でも扱いやすい Squeak eToys 等のビジュアルベースのものが多く導入され,一定の教育効果が報告されている.しかしながら,次に C 言語や Excel VBA 等のテキストベースのプログラミング環境へと移行する際,学習者にとってこれらの環境間のギャップが大きく,有機的な学習につながりにくいことが明らかになってきている.そこで本研究では,このギャップを埋めるため,ブラウザベースのオープンソースプログラミング実行環境 「ますめ」 を新たに設計,試作した.本稿では,「ますめ」 の設計と実装および学習のための利用モデルケースについて説明する.
- 2011-10-07
著者
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荻野 哲男
神戸大学学術情報基盤センター
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荻野 哲男
京都大学大学院情報学研究科
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藤岡 健史
京都大学大学院情報学研究科:京都市立堀川高等学校
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荻野 哲男
神戸大学情報基盤センター
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藤岡 健史
京都市立塔南高等学校
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柳瀬 大輔
京都市立堀川高等学校
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藤岡 健史
京都市立西京高等学校
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荻野 哲男
神戸大学
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