工学系デザイン教育機関における専門教育内容の変遷 : 京都工芸繊維大学、千葉大学を事例に
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿は、戦後から現在に至る「デザイン」領域の変遷を明らかにするための一研究として、特にデザイン教育における「デザイン」の変遷に着目して、教育内容の流れを分析することで、教育分野における「デザイン」の捉えられ方・役割の変化を明らかにしたものである。中でも、その前身から100年にわたる歴史を有した京都工芸繊維大学及び千葉大学を事例として、工学系大学のデザイン教育の変遷・特徴を1)必修科目の経年変化、2)講義と実習の比重変化、3)教育内容の経年変化、4)科目内での教育内容の経年変化、5)時代との対応、6)カリキュラムの全体構造の経年変化の点で明らかにした。その結果、大きく捉えると工学系デザイン教育が「総合的」「システム的」な方向に収斂されていることが明らかとなった。
- 2011-03-31
著者
-
櫛 勝彦
京都工芸繊維大
-
櫛 勝彦
京都工芸繊維大学大学院
-
藤戸 幹雄
京都工芸繊維大学大学院
-
木谷 庸二
京都工芸繊維大学大学院
-
山口 眞理
大阪夕陽丘学園短期大学
-
木谷 庸二
京都工芸繊維大学
-
藤戸 幹雄
京都工芸繊維大学
-
櫛 勝彦
京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科
関連論文
- 自動車業界における日欧米のデザインマネジメントと今後 : 日欧米の現状と自動車産業過渡期に於ける今後の視点(デザインマネジメント)
- 2.第1回創造性研究部会例会記録より(オーガナイズド・セッションおよび例会の記録から, 第1部: デザインにおける創造性をめぐって)
- オーガナイズド・セッションおよび例会の記録から
- デザイナーのエコデザインへの意識と取組み : 国内の家電・電子機器メーカーのインハウスデザイナーを対象として
- ロボット教材を用いたインタラクションデザイン教育
- インタラクションデザイン教育の実践
- Winter Seminar : デザインマネージメント
- ノキアの携帯電話デザイン分析 : 欧州におけるプロダクトイメージ調査を通じて
- エコデザインの現状と将来
- 韓国企業-サムスンのデザイン・マネジメント戦略
- ブランドとデザインについての一考察 : ブランド向上のための「キャラクターデザイン」について
- 乗用車購入に至るまでの「デザイン」観点からの心理プロセス
- 北欧のデザイン教育 : 北欧の教育と日本の教育(口頭による研究発表概要)
- モノの購入時におけるデザインに対する評価について(1) : 車の購入時における商品評価項目(ユーザーアンケートを通して)
- 家電製品のエコ表示に関する調査及びユーザ評価 : 家電製品のエコロジカルな使用を促す表示手法の研究(1)
- 工学系デザイン教育機関における専門教育内容の変遷 : 京都工芸繊維大学、千葉大学を事例に
- 分譲集合住宅におけるアフォーダビリティーについて
- Reflective Design : デスクトップにおけるユーザの作業リズムを可視化するシステム(エンタテインメントコンピューティング一般(2))
- HCDのためのラピッドエスノグラフィー(ヒューマンセンタードデザイン(HCD))
- デザインとブランドに関する日中(上海)の意識差異について(口頭による研究発表概要)
- 日本の電機メーカーの組織、業務領域変遷とデザインマネジメント(デザインマネジメント)
- 学生と教員による使用済みペットボトルを用いたライティングオブジェの共同制作--ファンタジアこうべにおけるWAVE2000
- 家電製品のエコ表示に関する調査及びユーザ評価 : 家電製品のエコロジカルな使用を促す表示手法の研究(1)
- 家電製品のエコ表示に関する調査及びユーザ評価 : 家電製品のエコロジカルな使用を促す表示手法の研究(2)