GPGPUによる無線ネットワークシミュレータJiST/SWANSの高速化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
無線アドホックネットワークのシミュレーションにおいて,各端末が定期的に送信するビーコンも含めたトラフィックの影響も含めて評価するためには,膨大なノード間のパケットの到達性判定処理が必要となる.これらの到達性判定処理には高い並列性がある.近年 GPU (Graphic Processing Units) を汎用の並列計算に用いる GPGPU (General-purpose computing on GPU) が脚光を浴びているものの,無線ネットワークシミュレータでの利用事例は少ない.筆者らは,Java ベースの無線ネットワークシミュレータ JiST/SWANS におけるパケット到達性判定処理を GPGPU により並列処理する方法を設計・実装し,実験によりその効果を確かめた.JiST/SWANS がもつ最も単純なノード管理方式 LinearList にたいして GPGPU による並列化を導入した結果,ノード数 500 台の場合で約 3.4 倍,ノード数 1000 台の場合に約 4.9 倍の速度向上を確認できた.また,JiST/SWANS がもつ効率的なノード管理方式 Grid および HierGrid を用いた場合に比べても,単純な LinearList を並列化した方法ながらノード数 1000 台以上の場合に優位性を確認できた.
- 2011-05-26
著者
関連論文
- UPnPサービス連携を適用した複数経路統合による動的帯域拡大システム(ネットワークプロトコル,マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2006))
- モバイル・ユビキタス統合アーキテクチャの提案 : 通信統合への応用(MBL10:アーキテクチャ/プラットフォーム)
- センサネットワーク省電力化機構HGAFにおけるノード間ネットワーク接続性に関する検討(モバイルコンピューティング,モバイルアプリケーション,ユビキタス通信,モバイルマルチメディア通信)
- センサネットワークのための位置情報を用いた階層的省電力化手法の検討(MBL-UBI合同セッション1)
- モバイルインターネットサービスの体系化に関する一考察 : アプリケーションの体系化とシステムアーキテクチャの提案
- 2V-6 無線LAN環境におけるDCCP CCID3フローの送信レートと受信間隔揺らぎの関係性(ネットワーク理論・プロトコル,学生セッション,ネットワーク)
- MobiSys 2008参加報告(セッション2:アドホックネットワーク)
- 車載Mobile Routerを用いた通信回線共有方式の実車両走行実験(移動体通信)
- VANETにおける移動する宛先に向けたマルチパスルーティング(アドホック)
- VANET上で孤立端末が生成した位置依存情報の信憑性判定手法の評価(セッション4-A:ネットワークセキュリティ)