デザインにおけるイメージ評価用語の設定方法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本小論は,デザインにおけるイメージ評価を日常のデザイン業務に取り入れる時に,いかにしたら実用性を上げることができるかという観点から,評価用語に着目し,その設定プロセスを研究した。次の手続きによって,実践的な評価用語が,選択できると考える。1.面接による調査で,イメージの消費者であるユーザーや,作り手であるデザイナーがいだいている評価対象に対する総合評価(ex.「好きな」)の概念の具体的なイメージの抽出。2.評価用語を,概念枠組(抽象的-具象的,分析的-総合的)を用いて分類。3.評価対象の中からイメージに違いのあるサンプルを選択し,概念枠組で分類した用語で評価。因子分析による用語の縮約。4.各因子の中より下記の規準による評価用語の選択。1)総合評価(ex.「好きな」)と相関が高いこと。2)因子がことなること。3)具体性が高いこと。
- 日本デザイン学会の論文
- 1989-08-05
著者
関連論文
- 知的人工物のインターフェースデザインの課題 : 操作環境の適切な"制約"を求めるためのデザインプロセス
- 標準化とユニバーサルデザイン
- ユーザの立場に立った OA 機器のユーザーインタフェース
- 操作の理解における「分節」の役割 : 工作の組立説明書に表現された「分節」を題材として
- 緊急時の操作におけるユーザーの行動の特性とインタフェースデザイン : 複合機のファクス送信取消操作を題材として
- バッチ処理型機器操作におけるわかりやすさの因子の検証 : ビデオテープデッキの操作を題材として
- バッチ処理型機器操作における理解の過程と障害 : 初心者ユーザーの複写機の両面コピー機能操作を題材として
- ビデオテープデッキの操作における学習のしやすさ : バッチ処理型機器操作におけるユーザーの行動特性とわかりやすさ(2)
- ビデオテープデッキの操作における取り付きやすさ : バッチ処理型機器操作におけるユーザーの行動特性とわかりやすさ(1)
- 認知科学のデザインへの応用 : 操作がイメージできるデザインの研究(1)(口頭による研究発表,第39回研究発表大会)
- 機器の操作系に対する認知モデルの研究 : 複写機の両面コピーを例として(口頭による研究発表,第39回研究発表大会)
- デザインイメージ評価における感性クラスターの特性の比較(口頭による研究発表,第37回研究発表大会)
- 生活と生産の狭間(デザインにおけるフィールド・サーベイに関するアンケート,第3回春季大会資料集,テーマ/デザインにおけるフィールド・サーベイ)
- 使い方をイメージさせるデザインの研究(1) : 複写機の原稿セット部を例として(口頭による研究発表,第38回研究発表大会)
- デザインにおけるイメージ評価用語の設定方法
- 製品における外観デザイン評価III(第35回研究発表大会)
- 製品における外観デザイン評価II(第33回研究発表大会)
- NEW CONCEPTカメラリコー「MIRAI」(ポスターセッション(13),SESSION II,第10回春季大会特集:新しいデザイン方法論を探る-デザインプロセスとその方法について)
- 製品における外観デザイン評価(第32回研究発表大会)
- 人々の活動をベースとした道具・システムのデザイン方法の開発 (特集 新たな社会づくりのためのデザイン)
- ソフトウェア操作性評価の課題と方向性 : ソフトウェア操作性評価手法の開発(1)
- 緊急時の操作におけるユーザーの行動の特性とインタフェースデザイン : 複合機のファクス送信取消操作を題材として
- バッチ処理型機器操作における理解の過程と障害 : 初心者ユーザーの複写機の両面コピー機能操作を題材として