新生児における従来型脳波とamplitude integrated EEG所見の比較

概要

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背景,我々は従来型の脳波(cEEG)とamplitude integrated EEG(aEEG)の両者を用いて神経学的合併症のリスクのある新生児の脳機能を評価し、その有効性を検討した。,方法,2007年1月から2009年3月までに28人の新生児をaEEGとcEEGの比較研究の対象とした。,これらの児のNICU入院後できるだけ早期にaEEGとcEEGの同時記録を開始した。記録時期は受胎後25週5日から44週2日までで、延べ65回の同時記録を行った。この中の11人では経時的な記録を行った。aEEGはal Naqeeb, Hellstrom-Westas, Burdjalov の3つの判定基準を使い評価、cEEGは急性期パターンの分類と慢性期異常の分類を使って判定した。,結果,cEEGは65記録のうち41記録が異常を示した一方aEEG ではそれぞれal Naqeeb法で11記録、Hellstrom-Westas法で15記録, Burdjalov法で19記録に異常を認めた。cEEGで抑制パターンが認められた17症例ではaEEGとcEEGの結果が一致する傾向を認めた。それに対しcEEGで慢性異常が認められた24症例ではaEEGにおいて異常と判定されなかったものが多かった。,結論 ,aEEGは急性期の脳機能のモニターには非常に有効であったが、慢性期にはcEEGによる評価が必要と思われた。,神経学的検査法に合わせて、aEEGとcEEGの同時施行がより有用な脳機能評価法と思われた。,
2011-02-25

新生児における従来型脳波とamplitude integrated EEG所見の比較

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