B-16 回転衝撃時における脳部物理モデルの全視野変形計測(頭部外傷)
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概要
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The purpose of this study is to clarify head injury mechanism such as diffused axonal injury (DAI) under rotational impact by experimenting with a head physical model having actual human shape. A head physical model constructed from individual medical images of a head was used for the experiments. The model consists of skull, CSF, falx and brain, which represents actual human head shape. The model was exposed to angular acceleration by impactor collision causing 4500 rad/s^2 peak rotational acceleration with 5ms pulse duration. After rotating 60°, the model was decelerated with 1000 rad/s^2 peak, 40ms duration. Deformation of the model was measured with full-field by using digital image correlation (DIC). Moreover, magnitude of deformation was determined by calculating maximum shear strain. As the results of experiments, shear strain concentration at the corpus callosum and shear strain communication to depth of brain were observed. The region observed this phenomenon corresponded to the region where DAI occurs most frequently in real accidents. Therefore, shear strain concentration at the corpus callosum and shear strain communication to depth of brain showed important phenomenon in head injury incidence under rotational impact.
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 2009-12-02
著者
-
宮崎 祐介
金沢大学理工学研究域機械工学系
-
阪本 雄一郎
日本医科大学千葉北総病院救命救急センター
-
立矢 宏
金沢大学理工研究域機械工学系
-
穴田 賢二
金沢大学自然科学研究科
-
西 貴士
金沢大学自然科学研究科
-
放生 明廣
金沢大学理工研究域機械工学系
-
穴田 賢二
金沢大院
-
阪本 雄一郎
日医大
-
放生 明広
金沢大学大学院自然科学研究科
-
放生 明廣
金沢大学工学部
-
立矢 宏
金沢大学工学部
-
放生 明廣
金沢大・工
-
宮崎 祐介
金沢大
-
立矢 宏
金沢大 理工研究域
-
西 貴士
金沢大院
-
放生 明廣
金沢大学
-
阪本 雄一郎
佐賀大学
-
穴田 賢二
金沢大学
-
立矢 宏
金沢大
-
放生 明廣
金沢大
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