高齢者の介護予防に影響を及ぼす要因-性差と主観的健康感の観点から-
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概要
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地方都市における地域在住高齢者の介護予防に関連する要因を,性差と主観的健康感の観点から検討した.自治会に加入する65歳以上の高齢者1602人を対象に行なった質問紙調査は,回答者698人(回収率43.6%),分析対象者634人(有効回答率39.6%)であった.男性の後期高齢者でうつ傾向,女性の後期高齢者で低い主観的健康感,社会活動の低下,運動機能の低下,閉じこもり傾向が認められた.また,男性,女性ともに低い主観的健康感が運動機能の低下と社会活動の低下に関連していた.介護予防プログラムを検討する上で,性差や個別ニーズに合わせた運動機能強化プログラムを含む多様な社会活動の場と機会の充実が不可欠であると考えられた.
著者
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中原 和美
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
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藤崎 郁
新潟県立看護大学
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新田 章子
長崎大学医歯薬学総合研究科保健学専攻看護学講座
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中原 和美
長崎大学医歯薬学総合研究科保健学専攻理学療法学講座
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藤崎 郁
新潟県立看護大学基礎看護学領域
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藤崎 郁[他]
新潟県立看護大学基礎看護学領域
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