改良体積散乱モデルを用いたPol-InSAR画像解析(一般)
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概要
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近年,地球環境の変動を広域にわたり,観測する手段としてマイクロ波リモートセンシングが注目されている.特に偏波を用いたポーラリメトリ観測では,地表面の偏波散乱特性により,個々の領域を精度良く分類可能となる.地表面の偏波散乱特性の解析・分類手法として基本散乱モデルを用いたモデル分解法が提案されている.しかしながら,通常のPOLSAR解析では,モデルにおける未知パラメータ数が多く,様々な仮定を施す必要があり,しばしば負値の電力成分が現れる問題があった.筆者等はこの分解法をPol-InSARデータに拡張し,更にESPRIT法を用いることでモデルの中から適した体積散乱成分を選択する手法を提案している.ただし,より適切な体積散乱モデルを構築する必要があった.近年,新たな拡張体積散乱成分モデルが提案された.本稿では,そのモデルのESPRIT法による推定の効果を検証している.
- 2010-01-14
著者
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