相加平均と相乗平均を用いたエントロピー関数の近似
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概要
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本論文では,普通の電卓を用いて対数を用いずに日常に普通に現れる事象の情報量の近似値を計算する方法について考察する.第 2 章では,連続する奇数の逆数の和を用いて対数の近似値を計算する.この計算は四則のみで可能である.電卓にメモリーキーがあれば,計算はごく短時間で終了する.第 3 章では,対数関数の近似式をいろいろと工夫することによって対数の近似値を計算する.ここでは相加平均と相乗平均が現れる.電卓には平方根を計算する機能が必要である.第 4 章では 2 値エントロピー関数の近似式を示す.ここでも相加平均と相乗平均が現れる.エントロピー関数の帰納性を用いると簡単な計算で情報量を計算することができる.
- 2010-11-13
著者
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