石綿繊維の自動計数システムの開発に関する研究 : 第1報-マイコンを用いた簡易計数システムの開発

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概要

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作業環境中の石綿繊維濃度は,一般に,メンブランフィルタ法により石綿粉じんを捕集し,位相差顕微鏡を用いて肉眼計数することにより求められる.しかし,この方法は計数に熟練を必要とし,また再現性・客観性に乏しいなど問題点がある.本研究では,これらの問題点の一解決法として画像処理手法を用いて,石綿繊維を自動計数する方法を提案し,このシステムの性能を検討した.その結果,一部の形状を除き,大部分の繊維については正確に計数すること,また,本システムと肉眼計数とのクロスチェックにおいて,自動計数値と各々の測定機関ごとの計数値の間に一定の計数比が存在することがわかった.
社団法人空気調和・衛生工学会の論文
1993-02-25

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