XMLにマッピングしたシラバスオブジェクトによる汎用シラバスシステムの開発
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概要
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蓄積されたシラバスの有効活用がさまざまに模索されているが,基礎を成すシラバスシステムが十分に整備されているとは言い難い状況である.このような状況を鑑み,本研究では,大学全体や地域内に分散配置した複数のシラバスリポジトリを横断的に検索できる大規模なシラバスシステムを汎用システムとして実現する技術を提案している.さらに,その実現技術を評価実証するためのシステムを構築している.具体的には,新たに提案・開発したマークアップ言語 SML (Syllabus Object Markup Language) により,シラバススキーマと共にシラバスデータの入出力画面や検索画面生成のための機能情報を含むスキーマとしてシラバスクラスを定義している.シラバスクラスから生成されるシラバスオブジェクトのリポジトリは固有なシラバススキーマに依存しない形式でシラバスを蓄積・管理できるため汎用システムとして利用可能となっている.また,シラバスクラスを解析することにより機能画面を自動生成しているため入出力システムや検索システムも各種シラバススキーマに依存しない汎用的なシステムとして構築可能である.リポジトリの検索クエリにはシラバスを構成する項目名とその条件値の配列を使用する.該当する項目名がリポジトリのシラバスにマッチしない場合でも,特殊な項目名でない限りシソーラスを決定する機能があるため固有のスキーマに依存しない検索が可能である.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2009-11-19
著者
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土屋 健
早稲田大学理工学術院 情報生産システム研究科
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小柳 恵一
早稲田大学理工学術院 情報生産システム研究科
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小柳 憲一
NTTネットワークサービスシステム研究所
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小柳 恵一
NTT
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川場 隆
活水女子大学文学部
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小柳 恵一
NTT未来ねっと研究所
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小柳 恵一
日本電信電話株式会社交換システム研究所
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小柳 恵一
早稲田大学
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川場 隆
活水女子大学:活水女子短期大学
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土屋 健
早稲田大学理工学術院
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