ストレージとDBMSの連携によるI/O性能障害の統合診断支援方式の開発と評価

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概要

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データ量の急増にともない,ストレージ管理の容易化とストレージ容量の利用効率向上を可能とするストレージ仮想化技術が広く使われるようになっている.一方,ストレージ仮想化の進展はアプリケーションからストレージの物理リソースを隠し,I/O性能障害の原因の発見やその解決策の立案を困難なものとしている.本研究では,ストレージの主要なアプリケーションであるデータベース管理システムを対象に,ストレージ仮想化環境において,DBMSのSQLやデータがどのストレージリソースをどの程度使用しているか,その内訳を可視化する技術を開発した.本技術を用いてDBMSのI/O性能障害を診断する評価を実施した結果,ストレージのRAIDグループにおけるDBデータ配置の競合を発見でき,従来とは異なる新たな対策方法をとることが可能であること,これによりI/O性能障害の対策に要する時間を削減できることを確認した.
一般社団法人情報処理学会の論文
2008-12-22

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