フィルタリングソフトの性能と公共図書館への導入状況に関する実態調査
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概要
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日本の公共図書館におけるフィルタリングソフトの導入状況と性能を調査した。まず公共図書館155館において,都道府県立は85.3%,市区町村立図書館は76.9%がソフトを導入していること,導入ソフトにはi-FILTERやInterSafeが多いことが示された。性能調査では上記2ソフトが稼働する端末で検索を行い,4,640件のWebページを調査した。結果,「学校裏サイト」といった新しい概念に対しブロック漏れが起きやすいこと,有害ページのブロック率はi-FILTERの方が高く,逆に無害ページの誤ブロック率はInter-Safeの方が低いことなどが示された。
- 2009-01-01
著者
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辻 慶太
筑波大学大学院 図書館情報メディア研究科
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辻 慶太
国立情報学研究所
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TSUJI Keita
National Institute of Informatics (NII)
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矢作 明子
芝浦メカトロニクス株式会社
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辻 慶太
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科
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辻 慶太
筑波大学図書館情報メディア系
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