多重仮説における逐次確率比検定を用いたIDレス生体認証の高精度化
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概要
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近年,ユーザが生体情報のみを入力することで認証が行われるIDレス認証の利便性の高さが注目されており,様々なアプリケーションへの適用が進んでいる.しかしながら,IDレス認証では登録ユーザ数の増加にともない認証精度が劣化し,これがIDレス認証を大規模ユーザシステムに適用するうえでの大きな課題となっている.この問題を解決するために,複数の生体情報を用いるマルチモーダル認証技術を用いることで精度を高める手法が提案されているが,ユーザに複数の生体情報を入力させることで利便性が低下する.本稿では,多重仮説においてデータの平均観測回数を最小化する逐次確率比検定を基に,生体情報の入力回数を最小限にとどめつつ,精度を高める手法を提案する.従来手法との比較実験を通して,その有効性を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2009-12-15
著者
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