ノード間連携による情報検索システムの提案(システム構築技術2,インターネットと情報倫理教育,一般)

概要

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インターネット上の増え続ける情報に対し,情報検索システムの重要性が高まっている.そのため,スケーラビリティを考慮するとともに検索応答時間や情報の網羅性を確保する必要がある.現在主に利用されている集中インデックス型情報検索システムでは、スケーラビリティの確保が困難である.そこで,本研究ではスケーラビリティを考慮しつつ,検索応答時間や情報の網羅性を確保できる,次世代型情報検索システムを構築した.提案手法では,クエリフラッディングによるピュアP2Pモデル,スーパーノードモデルを採用することでスケーラビリティを確保し,3種類のインデックスを形成することで検索応答時間,情報の網羅性を確保する.また,動的経路構成と優先度に基づくクエリ送信によって検索効率を向上させる.提案システムの有用性を確認するため各手法の検索応答時間と情報の網羅性の評価,検索試行による検索効率の向上確認評価を行った.評価を行った結果,検索応答時間および情報の網羅性を確保し,また,検索効率向上が実現できていることが明らかになった.
2010-02-22