Live E!: 生きた地球の今を知る : グローバルセンサ情報基盤と地球環境(センサネットワーク,インターネットとエコロジー,一般)

概要

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インターネットはさまざまな情報を地球規模で共有する基盤として機能するようになってきた。近年、小型のセンサノードがインターネットに接続されるようになってきている。これらの情報を収集することで有益な情報を生成することが可能である。例えば、デジタル百葉箱のデータから天気予報等を行うことが可能となる。また、こうした情報を活用することでビルの電灯、空調、ブラインド等を制御し、消費されるエネルギーを管理することも可能となる。我々は2005年にLive E!プロジェクトを開始した。このプロジェクトは、「今現在の地球の状況」を知るために環境情報を共有する基盤を構築することを目的としている。プロジェクトでは、1)アプリケーションの開発、2)基盤技術の研究開発、3)大規模センサネットワークの運用技術の確立、そして4)成果の応用の一つとして小中学生、高校生への理科教育への応用を進めている。ここでは、得られたデータを元に地球温暖化を含む地球環境に関する議論が進められている。本論文では、プロジェクトの概要とともに現状と展望について示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
2008-05-23