複合無線ネットワークを対象としたVoIPのためのハンドオーバ管理手法(一般,移動通信ワークショップ)

概要

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IEEE802.11gとIEEE802.16eは、モバイルユーザに広帯域な無線ネットワークを提供するための手段として主流となりつつある。そして、これら2つの無線ネットワークが通信可能エリアを互いに補完しあうことで、これらのネットワークインタフェースを搭載したモバイルノードはいつでもネットワークに接続できるようになる。しかし、これらのネットワークが異なるISP等によって管理されているサブネットである場合、モバイルノードはそれらのネットワーク間をハンドオーバすることはできない。そこで、本研究では、このような異なる無線アクセス技術で構成された複合無線ネットワーク間において、シームレスなハンドオーバを実現するためのハンドオーバ管理手法を提案する。本提案手法では、各無線アクセス技術で異なるハンドオーバ決定指標を用いるが、VoIPの通信品質が維持できるように、これらのハンドオーバ決定指標を適切に比較し通信を制御する。また、シミュレーションにより、本提案方式が複合無線ネットワーク環境においてハンドオーバ中のVoIPの通信品質が維持できることを示す。
2010-02-24