ナツツバキの新病害炭疽病
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概要
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茨城県茎崎町の森林総合研究所の樹木園に植栽されたナツツバキの葉に未知の斑点性病害が発生した。病斑部からは様々な植物に炭疸病を起こすColletotrichum acutatumが高率で分離された。ナツツバキ付傷薬への接種試験によって自然発生と同様の病徴が再現され、C. acutatum が本病害の病原菌であることが確認された。本病害は未報告であるためナツツバキ炭疸病と呼称することを提案する。
- 樹木医学会の論文
- 1998-03-31
著者
-
富岡 啓介
農業生物資源研究所
-
渡辺 直史
高知県林業試験場:(現)高知県嶺北林業振興事務所
-
井坂 利章
徳島県林業総合技術センター:(現)徳島県日和佐農林事務所
-
金子 繁
森林総合研究所関西支所
-
金子 繁
農林水産省森林総合研究所
-
佐藤 豊三
農林水産省四国農業試験場総合研究部
-
富岡 啓介
農林水産省四国農業試験場総合研究部
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