ラットに貯穀害虫を経口投与したときの影響
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概要
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貯穀害虫を食べたとき影響があるかを検討するため,6週齢のラットを用いて経口投与試験を実施した.ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella),コクヌストモドキ(Tribolium castaneum),ノコギリヒラタムシ(Oryzaephilus surinamensis),タバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)の終齢幼虫をそれぞれ50頭/kg,ヒラタチャタテ(Liposcelis bostrychophila)の成虫を250頭/kgに調製し,ラットへ経口投与した.投与後7日間を観察期間とし,一般状態を観察した.また,投与直前および投与7日後に体重を測定し,観察期間終了時に剖検した.試験の結果,5検体のいずれにおいても死亡例はなく一般状態の異常も観察されなかった.検体投与7日後の体重を測定したところ,順調な増加が見られた.観察終了時の剖検でもいずれの動物にも異常は認められなかった.以上より,ノシメマダラメイガ,コクヌストモドキ,ノコギリヒラタムシ,タバコシバンムシの終齢幼虫はラットに対しては50頭/kg以上,ヒラタチャタテの成虫は250頭/kg以上を与えても,死亡しないことが明らかになった.
- 日本家屋害虫学会の論文
- 2007-12-28
著者
-
宮ノ下 明大
独立行政法人農業・食品産業技術研究機構食品総合研究所
-
宮ノ下 明大
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所
-
富田 哲司
昭和産業
-
渡部 玄
昭和産業
-
今村 太郎
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所
-
今村 太郎
(独)農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所
-
渡部 玄
昭和産業株式会社
-
富田 哲司
昭和産業株式会社
-
今村 太郎
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所
-
今村 太郎
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所
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