E-15 意味構造抽出によるテキストマイニングと知識利用(情報抽出,E.自然言語・文書)
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概要
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本研究は、日本語のテキストデータを解析し、その文章構造を把握した上で、テキストデータの表す意味の知識ベース化、更にはその知識ベース利用による知識発見を目的とする。その方法として、まずはテキストデータに対して自然言語処理を行い、文章構造を抽出する。ここでは、文を単位に解析を行い、文を単文の集合として表現し、それをもって文の構造とする。また、単文の意味解析については格文法を用いて、格フレームで表現する。文章は文の集合であるため、文フレームを利用して接続詞などの品詞情報を基に文章の知識表現を行う。また、文や文章のフレームにはユニークな識別子を付加し、参照の効率化を図る。以上のような手順によりテキストデータの知識表現を行い、知識ベースを構築する。本研究では文章の意味解析と知識ベース化という、自然言語処理と文の意味構造を含んだ知識を利用している点に特徴がある。また、本研究で作成したシステムは特定分野に特化しておらず、融通の利くシステムであることにも利点がある。
- FIT(電子情報通信学会・情報処理学会)推進委員会の論文
- 2002-09-13
著者
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