船底塗料用防汚物質の海水中挙動に関する研究
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概要
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The International Maritime Organization (IMO) adopted an international convention that will prohibit the use of organotin compounds as antifouling agents of the ship hull paints. It is therefore necessary and urgent to estimate the environmental effects of alternative antifouling chemicals that are substituted for tributyltin base chemicals. In order to provide a scientific background to the biological tests of such chemicals, this study attempts to investigate the leaching and decomposing mechanisms of the tin-free antifoulants, including zinc pyrithione (ZnPT), copper pyrithione (CuPT) and pyridine triphenylborane (PK), in association with the establishment of analytical methods for the chemicals. Using a water-circulating channel, a leaching test method of painted samples was explored for the measurement of the leaching rate of the antifouling paint. Since the analytical methods for these chemicals and their reaction products have not been well established, a preliminary method has been proposed for the estimation of the leaching rate from the comparison of several methods. A leaching test in the ocean was also conducted by setting up the specimens on to a ship for a six month sailing. Optical decomposition of ZnPT and CuPT was investigated by ultraviolet-visible absorption spectrometry and it has been found that similar process occurs for both chemicals under xenon lump exposures. Chemical species produced by the decomposition of ZnPT were identifed by LC-MS. A methodology for simulteneous analysis of several antifouling chemicals in sea water was investigated in detail. The LC-MS conditions were optimized, and the instrumental detection limits (IDL's) were obtained. Recovery rates and variation coefficients were carefully examined for sea water and sediment samples. Using the proposed method, thiabendazole, diuron and Irgarol 1051 were found to be present in the water samples collected in Osaka Bay area.
- 独立行政法人 海上技術安全研究所の論文
- 2005-04-28
著者
-
菅澤 忍
海上技術安全研究所
-
原 正一
独立行政法人海上技術安全研究所
-
山口 良隆
独立行政法人海上技術安全研究所環境・エネルギー研究領域
-
柴田 俊明
独立行政法人海上技術安全研究所環境エネルギー研究領域
-
柴田 清
千葉工業大学
-
柴田 清
独立行政法人海上技術安全研究所環境・エネルギー研究領域
-
柴田 清
独立行政法人海上技術安全研究所エネルギー・環境評価部門:(現)千葉工業大学
-
森 義明
大阪市立環境科学研究所
-
宮田 修
独立行政法人海上技術安全研究所環境・エネルギー研究領域
-
張野 宏也
大阪市立環境科学研究所
-
宮田 修
海上技術安全研究所
-
千田 哲也
独立行政法人海上技術安全研究所エネルギー・環境評価部門
-
千田 哲也
独立行政法人海上技術安全研究所
-
菅澤 忍
独立行政法人海上技術安全研究所輸送高度化研究領域
-
高橋 千織
独立行政法人海上技術安全研究所輸送高度化研究領域
-
高橋 千織
海技研
-
柴田 俊明
海上技術安全研究所
-
柴田 俊明
独立行政法人海上技術安全研究所環境・エネルギー研究領域
-
千田 哲也
(独)海上技術安全研究所
-
張野 宏也
大阪市環境科学研
-
菅澤 忍
独立行政法人海上技術安全研究所新材料利用研究グループ
-
張野 宏也
海上技術安全研
-
宮田 修
海上技術安全研
-
柴田 俊明
独立行政法人海上技術安全研究所エネルギー・環境評価部門
-
宮田 修
(独)海上技術安全研究所
-
高橋 千織
独立行政法人海上技術安全研究所海洋環境評価系
-
宮田 修
独立行政法人海上技術安全研究所洋上再生エネルギー開発系
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