地域性を生かした栄養・食教育実践のためのキーフーズ抽出方法の検討 : ネパールN村小児の事例
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概要
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地域に適合した食物ベースの栄養・食教育に有効な教材開発のために、栄養素等摂取を良好にする上で有効でかつ地域性を生かした食物、すなわち、キーフーズを抽出する方法を、ネパールN村小児の事例から検討した。N村において、0〜6歳児の養育者に質問紙を用いた訪問面接調査と食環境調査を行い、30名(男:14名、女:16名)の食事・食行動について解析を行った。ネパールN村小児にとってのキーフーズは「一定量以上の穀類(1〜3歳児で150g、4〜6歳児で200g以上)と青菜の組み合わせ」であることが明らかにされた。対象集団について高摂食者率と高摂食頻度の両面(食材料レベル、料理レベル、その組み合わせからみる食事レベル)から候補食物を抽出し、栄養面と地域入手可能性面からキーフーズを確定する本方法は他地域での利用可能性が高いことが示唆された。
著者
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長谷部 幸子
名寄市立大学保健福祉学部栄養学科
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足立 己幸
名古屋学芸大学大学院栄養科学研究科
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足立 己幸
名古屋学芸大 大学院栄養科学研究科
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長谷部 幸子
名寄市立大学保健福祉学部
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長谷部 幸子
名寄市立大学保健福祉学栄養学科
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