南アジアにおける学校給食
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概要
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本研究の目的は、南アジア諸国で実施されてきている学校給食の目的、内容、効果、課題について先行研究から検討することである。Medline(PubMed)と医学中央雑誌データベースを用い、南アジアの9国名と学校給食をキーワードとし、6-12歳のヒトを対象とし、2013年10月までに英語と日本語で報告された論文を抽出し、採択基準を満たした15件の研究について検討した。南アジアでの学校給食に関する研究はインドでのものが多く、学校給食は児童の栄養状態を改善するだけでなく、就学率や出席率を高め、退学率を減少されるなどの他に、地元の食物を使用することや地元の女性を雇用することから、住民のエンパワメントにもつながる効果もみられた。一方で、調理をした給食を提供するプログラムから、ビスケットなどのパッケージ給食に変更しようとしている流れがあり、望ましい学校給食について更に検討していく必要が示唆された。
- 2014-03-31
著者
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