大学全入時代の短期大学における講義のあり方(1) : 講義評価と双方向性コミュニケーションの実践から見えること
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
短期大学の講義において何をどのように伝えることが、大学全入時代の今必要とされているのか。平成19 年度前期の講義での取り組みを紹介し、これに対する講義評価について検討した。その結果、知識習得に比べて、生きることを考えたり、マナーを身につけることを講義の中で学べていないことがわかった。しかしながら、双方向性コミュニケーションの取り組み(感想文のやり取りなど)から教員の意欲や熱意を学生が受け取っており、このことが教員との関係作りにある程度の効果を及ぼしていると示唆された。今後は講義において知識以外にも学ぶことがあるということを学生に認知させ、わかりやすく伝える方法を検討し、双方向性コミュニケーションの取り組みにも改良を加えていきたい。
- 鈴鹿短期大学の論文
著者
関連論文
- 保育者養成短大における学生の進路選択行動についての教育心理学的考察
- 鈴鹿短期大学における「学び」の存在論的次元 : 鈴鹿短期大学におけるFD の取り組みとしての授業事例研究
- 大学全入時代の短期大学における講義のあり方(1) : 講義評価と双方向性コミュニケーションの実践から見えること
- 保育者養成課程に在籍する短期大学生の入学前教育の受けとめ方 : 大学適応との関係から
- 学生の主体的参加を高める短期大学入学準備プログラムの開発