熱源システムのモデリングによるポンプ可変速制御方法に関する研究 : 第1報-制御方法の検討と実験による基本特性の確認

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概要

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本論文では単式ポンプ方式において、流量とヘッダ間差圧双方を制御することにより、水搬送動力の削減を可能としつつ、熱源機の安定運転を実現する制御方法を提案する。各熱源機の流量設定値とヘッダ間差圧設定値の双方を満たすポンプ運転周波数をヘッダ間差圧-流量特性の近似式から演算するフィード・フォワード制御部と、ヘッダ間差圧調節計でヘッダ間差圧をバイパス弁開度により制御するフィード・バック制御部を組み合わせた制御方法を構築した。これにより、従来制御では不可能であった可変流量対応熱源機と定流量熱源機の混在運転や、定流量熱源機を使用してのヘッダ間差圧可変運転も、可能であることを実験により示した。また、従来制御では不可能であった異なる機種や容量が混在する熱源システムの可変流量・ヘッダ間差圧可変制御が理論的には可能であることを本論文中で示したが、今回は実験に至っておらず、今後実験を行う予定である。
2010-02-05

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