解釈におけるアブダクションの働き : C.S.Peirceの認識論に基づく「読みの授業論」の構築
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The question is how Japanese language instructions should be organized to enhance students' ability to interpret written materials. In order to shed light on this question, the author adopts C.S. Peirce's theories on pragmatic maxims and abduction and offers the following suggestions. The interpretation of written language is nothing more than the process of abduction (hypothetical inference). Interpretation proceeds by accessing already-acquired knowledge to create hypotheses about the written information encountered. Consequently, improving the ability to construe meanings from written materials means improving the ability to engage in this process of abduction. To this end, the following instructions should be instituted: -Instructions in which a variety of interpretations can be considered and compared. -Instructions in which interpretations are proved on the basis of words, that is, textual information. -Instructions in which the most logical interpretation is chosen from the variety of available interpretations by using the first two instructions above.
- 2010-03-31
著者
関連論文
- 解釈におけるアブダクションの働き : C.S.Peirceの認識論に基づく「読みの授業論」の構築
- 解釈する力を高める発問 : C.S.Peirceの認識論に基づく「読みの授業論」の構築(2)
- C.S.Peirceの日本の国語教育への潮流
- 解釈する力を高める発問 : Peirceの認識論に基づく「読みの授業論」の構築(2)
- 解釈におけるアブダクションの働き : Peirceの認識論に基づく「読みの授業論」の構築
- 話合いと「解釈のアブダクションモデル」 : 話合いを組織すれば読みは深まるのか(自由研究発表)
- 読みの方略が転移する可能性 : 作品を解釈する仮定スキルが他の読みの場面で活用される条件
- 思考スキルが転移する条件 : 文学作品を解釈する思考スキルの成果と限界
- PISAショックにどう対応するか (特集 改正教育基本法と新学習指導要領) -- (国語科の重点指導事項を検討する)
- 中学校 大人の善意が子どもをダメにしている! (特集 戦後教育の転換--どこに重点を置くか) -- (現場教師が考える充実策--ここを強調したい)
- 思考スキルが転移する可能性 : 文学作品を解釈する思考スキルは、他の作品を読むときに転移するか
- 文学作品を解釈する思考スキル : スキルを獲得する系統性に着目して(自由研究発表,第110回 全国大学国語教育学会・岩手大会)
- 国語力アップ「ファンレター指導」 (特集 到達目標の明確化で授業は変わる) -- (重点課題(1)「国語力の育成」授業をこう変える)
- 「話すこと・聞くこと」の単元開発 : 提案"マイクロパネルディスカッション"
- 「話すこと・聞くこと」の新しい教材の開発--マイクロパネルディスカッション (特集 「話すこと・聞くこと」の授業づくり)
- なぜ誤読は起こるのか--解釈における誤読という現象に関する一考察
- 解釈する力を高める話合い : 「解釈のアブダクションモデル」に基づく発問と話合い
- 解釈する力を高める発問 : C.S.Peirceの認識論に基づく「読みの授業論」の構築(2)
- 解釈の質は分析できるのか : 「ごんぎつね」における解釈の深度をめぐって(自由研究発表)
- 「解釈のアブダクションモデル」に基づく発問の有効性の検証 : 解釈する力を高める「A or B」の発問(第2部 自由研究論文))
- 既有知識が解釈の深度に与える影響 : 「ごんぎつね」における解釈をめぐって
- 解釈に影響を与えるテキスト内根拠(自由研究発表)
- 既有知識が解釈の深度に与える影響 : 「ごんぎつね」における解釈をめぐって
- C.S.Peirceの日本の国語教育への潮流
- 二次創作でアナロジーを促進させる方略 : 詩「ちいさい おおきい」の実践を基に(自由研究発表)