賢老人と愚老人 : 現代の老年心理学序説
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概要
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老年期の心の在り方について,限られたものではあるが,民話や童話等に登場する主人公の行動に糸口を見出そうとした。老人たちの肯定的な行為や否定的な振る舞いに様々な教訓を得ることができた。賢明で正直で優しい老人は福を授かり,その逆に愚かで邪悪で冷酷な老人は罰を受けるのである。当然のことではあるが,老いても悲しい性(さが)の老人たちも多い,老醜よりも人生の終焉は美しくありたいものである。脳は生涯発達するのである。神経回路を豊かに増殖させ,活用させる方策を老年心理学は探究すべきである。
- 2010-01-31
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