「子どものデザイン」の教育的可能性に関する試論 : <感覚>と<イメージ>から創造的問題解決へ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文ではまず,デザイン教育黎明期における「子どものデザイン」概念に関する筆者の歴史研究から,「子どものデザイン」は「子ども-社会-教育」という立体的・複合的・流動的な関係性の中にあり,不断に更新されていくものであることを確認している。そして,それらの変容と現代におけるデザインのあり様との結びつきを検討する諸論より演繹的に検討し,「子どものデザイン」をかたちづくっているものとして,<感覚>と<イメージ>の相を導き出している。さらにこれら二つの相によって構造化される創造的問題解決に教育的可能性を見出している。
- 2010-03-20
著者
関連論文
- 「子どものデザイン」の教育的可能性に関する試論 : とから創造的問題解決へ
- 初等デザイン教育の黎明期における「子どものデザイン」概念の検討III : 『美育文化』および『造形教育センターニュース』における言説を通して
- 学校種間接続を意識した図画工作科・美術科カリキュラム実践研究 : 大学院授業科目・芸術系カリキュラム論演習IIの実践から
- 図画工作科の教科構造に関する一考察 : 「造形遊び」導入以前の学習指導要領における内容構成の成立過程から
- 「子どもとつくるカリキュラム」の実践的研究
- 造形によるコミュニケーションのもつ教育的意義 : 鑑賞学習に対する提言
- [子ども-教師]間にある臨床的関係に関する考察 : 図画工作科における教育内容の再構造化の試みII
- 図画工作科における教育内容の再構造化の試み : 総合的な学習との関連・発達の連続性と非連続性を意識して
- 図画工作・美術科の授業における教師の発話に関する実践研究 : 図画工作・美術科の授業を構成する「第3教育言語」への着目
- 図画工作・美術科の授業における教師の発話に関する実践研究・II : 教職キャリアと「第3教育言語」の関係から