大型脳動脈瘤に対する脳血管内治療(<特集>脳動脈瘤治療のトピックス)
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概要
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大型脳動脈瘤は,コイル塞栓術にとっても治療困難な疾患である.動脈瘤の塞栓結果を向上させる方法としてneck plastyやdouble catheter法などがあるが,大型脳動脈瘤ではこれらを併用しても塞栓成績が良好とはいえない.近年ステントで動脈瘤のネックを形成したうえでコイル塞栓術を行う方法が報告されており,大型脳動脈瘤にも応用可能な手技である.また欧米ではステントのメッシュを細かくしてカバードステントに近いような形にしたデバイスが実用化されており,治療成功例が報告されている.さらにコンピュータ流体解析などを組み合わせることにより,治療可能となる大型脳動脈瘤も徐々に増加していくものと考える.
- 2010-02-20
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