漢字画数カウント場面における「空書」行動の分析
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概要
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本研究では、漢字画数カウント課題こおける「空書」行動(空中での書字様行動)の機能について検討することを目的とした。漢字の提示時間が1,000ミリ秒と短い場合(実験1)、空書が許可された実験参加者の課題成纏は空音が禁止された実験参加者よりも有意に高かった。しかし、漢字の提示時間を延長した条件では(実験2)、空書が課題成績に及ぼす影響は低下した。これらの結果から、空書の機能は認知的負荷や課題要求のレベルによって変化する可能性が示唆される。
- 人間環境大学の論文
- 2009-03-31
著者
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