方向感覚の自己評定と地図描画・方向判断との関連性の検討
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概要
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本研究では,方向感覚の自己評定と地図描画課題および方向判断課題の結果に示された空間認知の特徴との関連性を検討することを目的とした.方向感覚自己評定が高い被験者は,評定が低い被験者と比較して,より正確にランドマークをスケッチマップ内に配置したが,再生されたランドマーク数に有意差は認められなかった.また,方向判断課題においても,自己評定の高い被験者の空間定位が相対的に正確であることが示された.これらの結果から,方向感覚の自己評定は,環境内のランドマークの記憶・再生ではなく,ランドマークの配置と定位に関係していることが推測される.
- 人間環境大学の論文
- 2003-03-31
著者
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