経路説明場面において表出されるジェスチャーの機能
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概要
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本研究では,経路説明場面において表出されるジェスチャーの分類と,その機能を検討することを目的として実験を行った.実験の結果,口頭説明と同期して観察されたジェスチャーは,1) 方向と位置の指示,2) 移動行為の指示,3) ランドマークや場所の指示,4) その他,の4種類に分類された.再生されたランドマーク数と方向感覚の自己評定との間に相関関係は認められなかったが,方向感覚の自己評定が低い被験者群のジェスチャー数が相対的に多いことが示された.この結果から,ジェスチャーは,空間情報の再生を促進させる機能をもっていることが示唆された.
- 人間環境大学の論文
- 2005-03-31
著者
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