放射状迷路課題におけるラットの行動方略の試行間推移 : 遅延前強制選択条件の違いが遅延後選択行動におよぼす影響
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概要
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本研究では、放射状迷路課題におけるラットの行動方略の試行間推移を分析するために、遅延前強制選択アームを試行間で固定した条件(Fix)と変化させた条件(Change)での選択行動を比較した。実験の結果、条件間で課題成績における有意差は認められなかったが、Fix条件では訓練終盤にアーム探索頻度が低下する傾向が認められた。この結果は、試行数の増加にともなってFix条件の選択行動における逐次的なアーム探索への依存度が低下し、作業記憶に依存した選択行動から参照記憶に依存した選択行動へとこ 行動方略が変化したことを示唆している。
- 人間環境大学の論文
- 2002-03-31
著者
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