反発係数と力積の実験
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概要
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小球が壁や床に衝突したときの反発係数と力積について,簡単に演示できる実験器を製作した.糸をつけて振り子にした小球を,板ばねにつけた堅いおもりに衝突させる.質量の十分大きなおもりを用いれば,小球の状態は壁に対する衝突に近くなり,振り子を放す高さと跳ね返って上がる高さから,簡単に反発係数が求められる.衝突における力積の大きさは,衝突後の板ばねのひずみの最大値に比例する.ひずみの最大値は板ばねに貼り付けたストレインゲージで電気的に検出し,投影用電圧計で表示する.小球としては良く弾むもの,ほとんど弾まないもの,質量の異なるもの等を用意した.実験はそれぞれについて意外に良い結果が得られた.授業で行なう演示実験に適していると思われる.
- 日本物理教育学会の論文
- 1986-03-10
著者
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