エアトラック滑走台の水平調整の一方法
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概要
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空気抵抗の定量的検討,あるいは二個の滑走体の衝突による反撥係数または運動量保存則などの検討を学生実験として行う場合,重力を考える必要のない水平滑走の運動が望まれる.この水平状態を得るために,右向きと左向きの滑走における速度減少の割合が等しくなるように滑走台を調節する方法が考えられた.その結果台の傾斜角度を考慮した運動方程式による計算結果と,実際の滑走実験とを比較すると,約5cm/s程度の低速域までほぼ一致することが確かめられた.また,約0.1mmの滑走台片側の変位さえも,滑走体の水平運動における重力の影響による有意差として認められた.
- 日本物理教育学会の論文
- 1977-05-15
著者
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