等電位線実験の一例 : 円筒まわりの理想流体の流れ
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概要
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円筒状障害物まわりの理想流体の流れの分布を学生実験の一項目に考えたのは,日常経験的にその大体の分布を知っていること,半導電紙法による等電位線実験においては,比較的容易にそして定量的に流れとポテンシャルの両方の分布を求め得ること,分布の理論式も比較的簡単な形であり,概念的な理解で修了しやすい解析関数の写像概念の一部を,定常電流の場の実験により経験的に実験者に理解できる,などの点にある.ここでは,鋼導電塗料を用いたカーボン紙法による等電位線実験により,理論式と実験結果に,ほぼ良好な一致が得られたのでその実験方法などを報告する.
- 日本物理教育学会の論文
- 1976-11-25
著者
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