導電性銅塗料とデジタルパネルメータを用いた等電位線実験
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概要
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学生実験における定常電流場による等電位線測定は,精度と簡長さに難があり,精度の良い装置への改良は,同じ装置を複数台必要とする学生実験には経済的に無理であった.ここでは,比較的経済的な材料である銅粉末を導電材とした塗料を用いて希望する形状の電極を簡便につくることができることに着目し,また制御盤などに用いられている簡便なデジタルパネルメータを用いて,これまでのカーボン紙法による等電位線実験を行なった.シミュレーションのテーマとしては,熱伝導と静電場の比較的簡単なモデルを選んだ.有限長モデルの実験では,計算値とほぼ等しい結果が得られるので,実験者の場の概念の理解に大いに役立つものと考える.
- 日本物理教育学会の論文
- 1976-08-25
著者
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